コンタクトレンズ 知っておきたい基礎知識(2)〔ソフトコンタクト〕。
コンタクトレンズは水を含むプラスチックでできた「ソフトコンタクトレンズ」と、硬質プラスチックから成る「ハードコンタクトレンズ」に分類されます。
ソフトコンタクトレンズの利用者は全体の3割、ハードコンタクトレンズの利用者は7割程度と言われています。
ただし世界的には、ソフトコンタクトレンズが販売されるすべてのコンタクトレンズの8割以上を占めているとされます。
ソフトコンタクトレンズは、消毒の手間がかからない便利さから「使い捨て(ディスポーザブル)タイプ」が主流となりつつあります。
使い捨て(ディスポーザブル)タイプは、交換時期が1~3ヶ月以上のサイクルのもの、1~2週間サイクルのもの、さらにレンズのケアをまったく行わず毎日捨てる「ワンデータイプ」のものなどがあります。
日本では、すべてひっくるめて「使い捨て(ディスポーザブル)タイプ」と呼ばれています。
人の角膜は、新陳代謝に必要な酸素を直接外部から取り入れているが、角膜は血管を持たないために、涙液を通じて酸素を取り入れています。
いかなるタイプのコンタクトレンズであろうとも、角膜に直接接触するぶんだけ、涙液を通じた酸素の取り込みが不足することになります。
そうなると、角膜に傷がつくなどの角膜障害の危険性も生じますし、眼に雑菌が入って繁殖し、眼病につながる恐れもでてきます。
そもそも目も痛くなり、コンタクトレンズそのものも装着できなくなってしまいます。
そのため装着時間を限定して角膜を休ませ、専用の洗浄液でコンタクトレンズを洗浄する必要があるわけですが、毎日の話で手間のかかることでもあり、現在は使い捨てタイプの需要が伸びてきているのです。
引き続きコンタクトレンズ 知っておきたい基礎知識(3)〔ハードコンタクト〕。では、ハードコンタクトレンズについての説明を続けます。
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